喜びがダイレクトに伝わってくる


セラピストのお仕事って、お客さんの喜びがダイレクトに伝わってくるお仕事だと思っています。
私は学生の時コンビニでアルバイトをしていましたが、 お客さんに怒られることはあれど喜んでもらえることなんて全くと言っていいほど無かったように思います。
こてはどんな職種でもそうなのですが、お客さんに喜びを直で伝えてもらえることなんてまず無いと思うんです。
 

間接的な喜び

コンビニを例に挙げたのでそれでまた例えてみますが、コンビニスタッフはお弁当を作っていませんし、パンも作っていません。
より良い書き心地になるようにボールペンの開発にも参加していませんので、 万がお客さんから商品を褒められても自分は全く喜べませんよね。
そしてお弁当を作ったり開発をしている人は、そんなお客さんの声を生で聞く機会なんてそうそう無いんだと思います。
 
勿論良い商品は売り上げが上がっていくので、数字で持って人の役に立てたんだと思う事はあるかもしれませんが、それは間接的な喜びだと思います。
間接的なものは直接的なものには敵いません。
 

数少ない直接的な喜び

その点、セラピストは施術したお客さんから直接 「楽になった」 「気持ち良かった」 「ありがとう」等と言ってもらえる、数少ない直接的な喜びを貰える職業だと思います。
自分の手で喜んでもらえたと言う事は、究極な話ではありますが『生き甲斐』になると思うんです。
それに感動できれば、お客さんをもっと喜ばせたいとセラピストは思い、勉強して技術を磨くでしょう。
そうすることでより多くの人に喜ばれるようになれるという、良い循環が生まれます。
 

自分にとっての価値

直接お客さんから喜びを伝えてもらえる事が素敵な事だと言うのは理解していただいたと思うのですが、そこに魅力を感じない人もいるかもしれません。
そういう人は、おそらく別のところにセラピストの価値を考えている人だと思います。
ですが、、 お客さんの喜びを自分の価値として見出せない人は、セラピストに向いていないと私は思います。
向いていないと言うか、続かなくなるのではないかという事です。
 
というのも、セラピストは毎日毎日多くのお客様を相手にある意味で単調な作業の繰り返しです。
お金が欲しいからと思って仕事をしている人は、確実につまらなくなると思います。
お金のためならば、もっと効率の良い仕事があると断言できるほど、セラピストのお仕事は厳しいお仕事です。
お客さんを癒したいと心から思う事が出来る人しか、この仕事は続けられません。