現役の人に聞いたあれやこれ


 

お客様の話をしっかり聞くべし


多くのお客様は辛い個所があるから私たちの元にきてくれます。
そして、その個所と言うのは1つ~多くて3つ程度でしょう。
そこさえしっかり押さえて施術をしていけばお客様は喜んでいただけますし、逆に体全体を癒そうとまんべんなく施術してしまってはお客様は満足できないままでしょう。
だからといって肩が辛いと言うお客様に、それ以上の事を聞かずに肩をほぐすだけでは、満足度は半分になってしまいます。

肩のどこら辺が辛いのか
どう動かすと辛いのか
いつから辛くなって原因はわかるのか
慢性的な人はどんなお仕事をされている人なのか

以上のように事細かくお客様の話を聞いてから揉みほぐしを行えば、必ずお客様を満足させられるはずです。
 

癒す事が主なお仕事

セラピストは揉みほぐしを行い筋肉をほぐすことも仕事ですが、最近は特にリラクゼーションサロンに『癒し』を求めている傾向があります。
リラクゼーションサロンなんだから当たり前だろうと思われるかもしれませんが、施術だけの癒しではなく、 他の部分でも癒しを求めている人が多いのです。
 
たとえば話し方にしても、やわらかく笑顔が素敵なセラピストが求められています。
所謂職人気質の人には少し厳しい業界になってきているのです。
ある先輩には、 リピーターを付けるためには技術より接客を勉強しろと言われてしまうくらいです。
社会の傾向なのでそれは仕方ないと思いますが、技術だけでは戦えない世の中はちょっとやりづらさを感じてしまいます。
 

優しい人がバカを見る?


セラピストって優しい人が多いんです。
人を癒したいと思ってこの業界にくるわけですから、当たり前と言えばそうなのですが、しかし優しいだけの人は自分を壊す事になってしまいます。
例えばお客様から強く揉む事をお願いされた時、優しい人は頑張りすぎて自分の限界まで強く押します。
そうなると、お店の中でもあの人は強く押す事が出来るんだと、強揉み希望のお客様を全部任せられてしまうなんて状況になってしまう恐れがあるのです。
そうなれば、自分の限界でずっと施術していた指や手首は確実に壊れていくでしょう。
 
希望に応えたいと思う気持ちはセラピスト全員が持っていると思うのですが、 自分が出来るラインをしっかり認識して、無理そうなら断りましょう。
それでもお客様の期待に応えたいと思うのであれば、力でどうこうしようとするのではなく圧が入るように工夫をするべきです。